概要
近年、ランニングブームにより市民ランナーの数は増加傾向にある。全国各地で様々な距離、レギュレーションのマラソンの大会が開催され、ブームを後押しすると共に地方の活性化の役目を果たしている。
本投稿では、石川県北部の珠洲市で開催されるウルトラマラソンを実際に走行し、マラソン健康法の是非について検証を行う。
キーワード:ウルトラマラソン、石川県珠洲市、サークルK、のと里山海道、制限時間
1 背景
実験者は常々考えていた。
「どうしたら、感動して涙を流すことができるのだろう」
・・・と。
感涙したいという動機のためにとても難儀なアイアンマンレースにも参加し完走を果たしたが、ついには感涙できなかった。
それからしばらくして、実験者は、ある考えに辿り着いた。
「24時間TVのマラソンランナーは、完走してだいたい泣いているじゃないか!! 100kmマラソンなら、俺は泣ける!!!!」
2 能登半島すずウルトラマラソン
本実験では、能登半島すずウルトラマラソンを実際に走り、感涙できるかを確かめる。
本大会は石川県の北部で開催される。
多くのアップダウンを擁する難コースであるため、完走率は約70%である。
制限時間は102kmの部は14時間であり、一般的なウルトラマラソンと同じである。
3 実験準備
3.1 移動
北九州と能登は直線距離で約730 [km]あり移動に時間がかかる。
できるだけ安く現地へ行くために以下の方法で移動した。
- 北九州市内 ー 博多駅 JR快速
- 博多駅 ー 福岡空港 地下鉄
- 福岡空港 ー 小松空港 飛行機(IBEX)
- 小松空港 ー 珠洲市 レンタカー
レンタカーは3泊4日で借り、実験者の宿舎としての役割も兼ねた。食料は、スーパーやサークルKで調達した。また、風呂はすずの湯に通った。
以上により、移動費、宿泊費、食費を合わせて約5万円に抑えることができた。
3.2 補給食
携帯用の補給食としてエナジージェルを4つ用意し現地に持っていった。
shotz ショッツ エナジージェル (カーボショッツ) おためし6味 45g×6個
- 出版社/メーカー: ショッツエナジージェル
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
- この商品を含むブログ (2件) を見る
しかし、当日の朝ポーチに入れるのを忘れたので、補給食を携帯せず走行した。
3.3 装備
上半身は、長袖の白いアンダーウェアとトライアスロン部Tシャツを着用した。
下半身は、パンツ、ランニングタイツ、ピラピラのズボンを着用した。
また、サンバイザーとサングラス、G-shockの時計も装備した状態で走行した。
その他、ポーチにはNIKE+を起動したスマートフォンとモバイルバッテリーを1つ入れて走行した。
4 実験結果
制限時間ぎりぎりの13時間56分18秒で完走した。
参考までに平均ペースは1km8分12秒(時速7.3km)である。
ゴール時の感涙はなかった。
5 考察
5.1 装備の妥当性
用意した装備は日中はとても暑苦しく感じた。しかし、スタート直後やゴール前の時間帯は日が出ておらず寒気すら感じた。
総じて、服装の選択は間違っていなかったと言える。
ポーチの中に入れていたNIKE+用のスマートフォンは14時間起動し続けることができなかった。
したがって、ちゃんとレースのリザルトが見たい人はモバイルバッテリーをもうひとつ増やすか、NIKE+なんか止めてGPSウォッチを買ったほうが良い。
5.2 レース結果
レースは50 [km]付近まで走ったが、それ以降は脚を使いきってしまったためほぼ歩きに近いペースで走行した。
NIKE+での記録ができていなかったため、詳しい結果はわからないが、50 [km]付近までは1km約6分ペースで走行できた気がする。
この原因は、単純に100 [km]走り切る脚作りができていなかったといえる。
数年以内には100 [km]走り切れるようにリベンジしたい。
6 まとめ
スタジオからの中継もなければ、終盤にサライもZARDも流れない。
制限時間も14時間と割ときつめの大会で、実験者は感涙できなかった。
しかし、14時間のなかで多くの人とふれあい、ほんのちょっぴり優しくなれる気がした。
以下に、すずウルトラマラソンの総合的なまとめを示す。
項目 | 評価 |
---|---|
コースのきつさ | ☆☆☆☆ |
コースのおもしろさ | ☆☆☆☆☆ |
おもてなし感 | ☆☆☆☆☆ |
エイドの多さ | ☆☆☆☆ |
トイレの多さ | ☆☆☆☆ |
アクセスの良さ | ☆☆ |