楽園を走る!!与論マラソン2017

概要

近年、ランニングブームにより市民ランナーの数は増加傾向にある。全国各地で様々な距離、レギュレーションのマラソンの大会が開催され、ブームを後押しすると共に地方の活性化の役目を果たしている。
本投稿では、鹿児島の奄美群島南部で開催される与論マラソンに参加し、その有効性を示す。

キーワード:フルマラソン、与論島、リゾート、酔っ払い、さとうきび、二日酔い

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1 与論マラソン

与論マラソンは、鹿児島県の最南端の島の与論島で行われる陸連公認のマラソン大会である。島へのアクセス手法として飛行機とフェリーがある。しかし、いずれの手法でも大会当日に与論島外から来ることは不可能であり、また、マラソン終了後すぐに帰ることも難しいため、最低でも3日間の滞在が必要となる。

大会参加費とは別に、ウェルカムパーティー代を払えば前日のウェルカムパーティーに参加することができる。また、レース終了後はアワードパーティーが開催され、島民を味方につければ夜遅くまで飲むことも可能である。

マラソンのコースは、傾斜の連続でありタイムは狙いにくいものの、「東シナ海の真珠」とも呼ばれる与論島を満喫できるようになっている。

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2 実験内容

2.1 移動

与論島に到達する手法として以下が挙げられる

  • 鹿児島から船で種子島、屋久島、…と順に来て与論島に到達する手法
  • 鹿児島空港から飛行機で到達する手法
  • 沖縄の本島から船で到達する手法
  • 那覇空港から飛行機で到達する手法

福岡からの移動を考えた場合、旅費の計算の結果、福岡空港から出発するLCCで沖縄に行き、沖縄からは船で与論に向かう手法が、時間的にもコスト的にも良かったため、こちらを採用した。

また、与論島内の移動は、レンタカー屋で借りることができる自転車(一日1000円程度)を用いた。大会前日のウェルカムパーティーには参加し、宿舎は大会用野宿システム(テント)を用いた。

2.2 宿泊

宿泊先の候補としては、リゾートホテル、民宿、民泊、テントが挙げられる。初参加の場合はホテルか民宿を選ぶべきであるが、残念ながら宿が取れなかったので、与論島ではテント宿泊を採用した。
テント宿泊の場合小金井海岸のキャンプ場での宿泊となるが、利用料金は1日で500円であった。

2.3 大会期間中の動き

期間中の動きを示す。ここで、時間の明記がないものは記憶があいまいなものである。
また、特に印象深い出来事は太字で表示している。

3月2日

  • ピーチアビエーションを利用し福岡から沖縄へ移動(20:00 – 22:00)
  • ポケモンGOでサニーゴを探索(22:00 – 24:00)
  • 3匹ほど捕まえてネットカフェで休憩
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3月3日

  • フェリーに乗船し沖縄から与論へ(7:00 – 12:00)
  • 町のレンタカー屋に移動し自転車の確保(12:00 – 13:00)
  • 小金井海岸へ移動、キャンプ設営(13:00 – 15:00)
  • 百合が浜へのクルージング(15:00 – 17:00)
  • 夕飯の準備
  • テントで宿泊

3月4日

  • 起床後朝ごはん
  • 海辺をランニング
  • 選手登録のために受付会場へ移動
  • 選手登録
  • キャンプ場に移動
  • 小金井海岸から百合が浜まで遠泳(片道1.5km程度)
  • ウェルカムパーティー会場へ移動
  • 焼酎(島有泉)を大量に摂取
  • 気づくとサトウキビ畑で睡眠
  • 22時頃目が覚め、その後ベースキャンプへなんとか到達(履いていたCrocsと自転車のライトが消失)
  • テントで吐き気と戦いながら一夜を明かす

3月5日

  • 起床、二日酔い(7:00)
  • 気分が悪いためしばらく横になる(7:00 – 8:40)
  • スタート会場へ移動(8:40 – 9:03)
  • スタートから3分遅刻して与論マラソン開始
  • (マラソン競技中)5km程二日酔いからの回復を図るために歩き
  • (マラソン競技中)後半になるにつれて少しずつ本調子を取り戻す
  • (マラソン競技中)気合と根性でゴール
  • ゴール後ベースキャンプへ移動
  • 体調がすこぶる悪く、テントで横になって休憩
  • アワードパーティーへ移動
  • パーティー後、大会期間中仲良くなった人と宴会
  • 23時頃、ベースキャンプへ移動し就寝の準備
  • テントで強風の恐怖におびえながら一夜を明かす

3月6日

  • 起床、まずまずの目覚め
  • 消失したCrocsの捜索(見つからず)
  • 自転車の返却
  • 港へ移動
  • 大会期間中仲良くなった人に見送られながら沖縄へ出発
  • 沖縄本土で期間中仲良くなった人と宴会
  • スーパーホテルで文化的に夜を明かす

3月7日

  • 起床
  • 飛行機で福岡へ移動

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3 実験結果

結果は、4時間7分で、自己ワーストとなる記録であったが、もし20代男子二日酔いの部があったなら優勝であっただろう。

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4 考察

4.1 マラソンコースについて

アップダウンが激しいため、記録狙いの方にはおすすめできない。

4.2 大会参加に際して気を付けること

ウェルカムパーティーで酒を飲みすぎないことが重要である。
また、本大会は過去に何度も出場しているリピーターが多く、すでに多くのコミュニティができているため、新参者はそのコミュニティに入っていくのが難しい。
しかし、民泊、テント宿泊でない限り、街の宿泊施設は多くないので他のランナーと行動を共にする機会は多くあるため、よほど内気でない限り孤独になることはないと考えられる。

4.3 与論島の観光に関して

  • 離島ならではの綺麗な海をはじめとして鍾乳洞もあり、自然を満喫できる
  • 小金井海岸から百合が浜までの浅瀬は水泳の練習に持ってこいである
  • 島は酒好きが多く、酒と言ったら焼酎(銘柄はほぼ島有泉一択)なので、焼酎が得意な人は島民にバトルを仕掛けてみると良い
  • 歴史資料館で島特有の歴史、文化を学ぶことができる
  • テントは宿泊費は安いが快適ではないので、ちゃんとしたホテルに泊まるべきである

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5 まとめ

以下に与論マラソンおよび与論島のまとめを示す。

項目 評価
マラソンコースのきつさ ☆☆☆☆
与論人のおもてなし ☆☆☆☆☆
与論人の酒の強さ ☆☆☆☆☆
与論島の観光的魅力 ☆☆☆☆☆
アクセスの良さ ☆☆

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