概要
最近話題の映画「心が叫びたがってるんだ。」。本映画のCMをみて、これは良作だと確信する実験者。
本投稿では、覚醒したグローバルマインドをもって本作品の視聴に挑み、その考察を行う。
キーワード:映画、心が叫びたがってるんだ。、共感、同情、ラブホ
1 映画「心が叫びたがってるんだ。」
『心が叫びたがってるんだ。』は日本のアニメーション映画。2015年9月19日公開。 ウィキペディアより
2 目的
実験では、海外インターンシップで覚醒したグローバルマインドがいかに映画の視聴に影響するかを調べる。
評価は登場人物への共感(empathy)がどれほどできるかで行う。
また、事前に本映画のレビューや感想を見ることはいたずらに先入観を植え付けるだけだと判断し、いかなるレビューもみることなく映画館に向かうこととした。
3 視聴準備
本映画が上映される最寄りの映画館はリバーウォーク北九州の「TJOY」であった。予約を行ったところ、最高の席として有名な上下左右の中央は占拠されていたため、中央よりやや左の席を予約した。
上映5分前に席についたが、客の入りは30人程度といったところである。遅い時間帯でもこれだけの人数を集めることから、この映画の注目度が伺えた。男女比は男:女=8:2といったところ。
女のほとんどはカップルでの視聴であった。また、男の多くは一人で来ているように見受けられた。
4 物語のフロー
大まかな物語の流れは以下のとおりである。
①ラブホ
↓
②しゃべらない少女誕生
↓
③坂上くんと成瀬さん次第にいい感じ
↓
④周りも巻き込んでいい感じ
↓
⑤色恋によるもつれ
↓
⑥ラブホ
↓
⑦雨降って地固まる
↓
⑧???「俺、成瀬に告ってくるわ」
↓
⑨まとめ
4 視聴後の感想
実験の結果、感動のあまり泣くといった現象は見られなかった。
ただし、要所で奥歯を噛みしめるといった現象が見られた。
5 考察
結果として、本実験では泣くことはなかった。
かつてこの手の映画では必ずと言っていいほど、涙が出そうになったりしたものだ。振り返ってみると、それは同情(sympathy)による作用が大きかったのではないかと考える。
本映画を視聴するにあたっての目的は「共感」すること。すなわち、自身のものの見方でなく相手の見方で考えることであった。
その点では、まったく登場人物の見方で見ることができなかった。それほど、実験者と登場人物の境遇が違いすぎていた。
似た境遇だと感情移入も楽に行える。ただそういった場合は稀である。境遇の差を埋め合わせるために頼るべきものは自身の想像力であり、今後磨いていく必要がある。
まとめ
映画「心が叫びたがってるんだ。」を視聴して哲学的な気持ちになった。映画では本音を話すことはとても大事だということを学んだ。最後に実験者の本当にしゃべりたいことを述べると以下のようになる。
『映画自体は私にとって実につまらなかった。感動した人がいるならその場面を教えてほしい。本映画は甘酸っぱい青春を謳歌したごく一部の人、お金と時間が極端に余っている人に特におすすめ。』